音楽サブスクはどう選ぶ?主要8サービスを比較しながら自分に合う選び方を紹介

音楽の楽しみ方
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音楽サブスクを使ってみたいと思って調べると、Apple MusicやSpotify、Amazon Musicなど、たくさんのサービスが出てきます。

どれも好きな音楽を定額で楽しめる点は同じですが、よく見てみると、音質や料金、おすすめ機能、独自のサービスなどに違いがあります。

選択肢が多いので、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、すべての人に共通する一番のサービスがあるわけではありません。

大切なのは、

  • 好きなアーティストやアルバムが配信されているか
  • 音質や料金のどちらを重視するか
  • 普段使っているスマートフォンやサービスと相性がよいか
  • 新しい音楽と出会いたいか

といった、自分が重視するポイントから選ぶことです。

この記事では、主要な音楽サブスクを比較しながら、自分に合ったサービスを見つけるためのポイントを紹介します。

音楽サブスクを選ぶときに確認したい6つのポイント

1.好きなアーティストや楽曲が配信されているか

最初に確認したいのが、自分の聴きたい音楽が配信されているかどうかです。

多くのサービスが1億曲以上を配信していますが、楽曲数が多ければ、自分の聴きたい作品が必ず見つかるというわけではありません。

特に邦ロックでは、現在の代表曲は配信されていても、

  • インディーズ時代の作品
  • 初期のアルバム
  • ライブ音源
  • CDのカップリング曲
  • 一部の限定作品

などが配信されていないことがあります。

契約する前に、好きなバンドを何組か検索し、聴きたいアルバムまでそろっているか確認しておくと安心です。

私なら、好きなアーティストの名前だけでなく、特に聴きたいアルバムや昔の作品まで検索してから選びます。

2.月額料金と料金プラン

主要な音楽サブスクの個人プランは、月額1,000円前後が中心です。

個人プランだけを見ると大きな差はありませんが、学生プランやファミリープラン、ほかのサービスとのセット割まで含めると、毎月の負担が変わってきます。

例えば、Amazonプライム会員ならAmazon Music Unlimited、楽天モバイルや楽天カードの対象会員ならRakuten Musicがお得になる場合があります。

学生プランは通常の個人プランよりかなり安くなることが多いため、対象者は確認しておきたいところです。ただし、年齢や学校、利用できる期間などの条件はサービスによって異なります。

また、アプリ内から登録すると、公式サイトから申し込むより料金が高くなるサービスもあります。登録前に、公式サイトとアプリ内の両方を確認するのがおすすめです。

3.音質

音質を重視する人は、最大ビットレートだけでなく、ロスレスやハイレゾに対応しているかも確認しましょう。

一般的な音楽サブスクでは、データ量を小さくするために一部の情報を省いた圧縮音源が使われています。一方、ロスレス音源は、元の音声データを失わずに圧縮したものであり、ハイレゾ音源はCDよりも多くの音の情報を持つ音源です。

CDの音質は基本的に16bit/44.1kHzです。Apple MusicやAmazon Music Unlimited、Qobuzでは、CDと同等のロスレス音源に加えて、最大24bit/192kHzのハイレゾ音源も配信されています。Spotifyも現在は、最大24bit/44.1kHzのロスレスに対応しています。

ただし、数値が高ければ必ず音がよく聞こえるとは限りません。

実際の聞こえ方は、

  • 楽曲の録音やマスタリング
  • 音質設定
  • スマートフォンやパソコン
  • イヤホンやヘッドホン
  • Bluetoothや有線などの接続方法

によっても変わります。

また、AACの256kbpsと別の形式の320kbpsでは圧縮方法が異なるため、数字だけで単純に優劣を決めることもできません。

普段Bluetoothイヤホンで聴くことが多い人は、最高スペックだけにこだわらず、自分の環境で違いを感じられるか試してみるのがよいと思います。

4.アプリの使いやすさと対応機器

音楽サブスクは毎日のように使うものなので、音質や料金と同じくらい、アプリの使いやすさも大切です。

確認したいのは、次のような部分です。

  • 楽曲を検索しやすいか
  • 歌詞を見やすいか
  • 次に再生する曲を並べやすいか
  • プレイリストを作りやすいか
  • パソコンやテレビでも再生できるか
  • オフライン再生に対応しているか
  • 車やスマートスピーカーで使えるか

特に通学や通勤中に聴く場合は、あらかじめ曲を保存できるオフライン再生が便利です。

ただし、サブスクのダウンロードは楽曲を購入することではありません。契約を終了すると、保存した曲も基本的には聴けなくなります。

5.新しい音楽と出会いやすいか

自分の知っている曲だけでなく、新しい曲やアーティストと出会えることも音楽サブスクの魅力です。

再生履歴から好みに合いそうな曲を選んでくれるサービスもあれば、運営スタッフや音楽の専門家が作ったプレイリストを中心に紹介するサービスもあります。

邦ロックを聴く場合も、好きなバンドの「アーティストラジオ」や関連プレイリストから、今まで知らなかったバンドに出会えることがあります。

このおすすめ機能は、単純なスペック表では比べにくい部分です。自分の好みに合った曲を紹介してくれるかどうかは、無料版や無料体験で実際に使ってみるのが一番分かりやすいと思います。

6.それぞれの独自機能

音楽を聴く以外の機能にも違いがあります。

例えば、

  • ミュージックビデオやライブ映像も見たい
  • カラオケ機能を使いたい
  • LINEのプロフィールに音楽を設定したい
  • 空間オーディオを体験したい
  • 楽天ポイントを貯めたい
  • 音楽に関する解説記事も読みたい

といった目的によって、選ぶサービスが変わります。

曲数や料金が似ていて迷ったときは、この独自機能を比べてみると候補を絞りやすくなります。

主要な音楽サブスク比較表

以下は、2026年9月2日時点の主な料金と音質です。

サービス個人プランの月額学割価格最高音質無料利用主な特徴
Apple Music1,180円680円最大24bit/192kHz無料体験ありロスレス、空間オーディオ
Spotify1,080円580円最大24bit/44.1kHzFreeプランありおすすめ機能、プレイリスト
Amazon Music Unlimited1,180円/プライム会員1,080円680円最大24bit/192kHz無料版・無料体験あり高音質、Alexaとの連携
YouTube Music PremiumWeb登録1,080円580円最大256kbps広告付き無料版ありMV、ライブ映像、動画との連携
LINE MUSICLINE STORE 980円/アプリ1,080円LINE STORE 480円/アプリ580円最大320kbps※30秒試聴・無料体験ありカラオケ、LINEとの連携
AWA公式サイト980円/アプリ1,080円480円最大320kbpsFreeプランありLOUNGE、プレイリスト
Rakuten MusicWeb登録980円/アプリ1,080円480円最大320kbps条件付き無料プランあり楽天ポイント、会員割引
Qobuz月払い1,480円599円最大24bit/192kHz30日間無料体験ハイレゾ、音楽解説記事

※LINE MUSICの現行ヘルプでは「高音質」と表記されています。320kbpsは公式に公表されている最大音質です。

料金や無料体験の期間は、登録方法やキャンペーンによって変わる場合があります。

主要サービスの特徴

Apple Music:音質とApple製品との相性を重視する人に

Apple Musicは、ロスレスと最大24bit/192kHzのハイレゾロスレスに対応しています。ドルビーアトモスによる空間オーディオも利用できます。

iPhoneやMac、Apple Watchなどとの相性がよく、Apple製品を普段から使っている人には特に扱いやすいサービスです。ただし、AndroidやWindowsにも対応しているため、Apple製品を持っていないと使えないわけではありません。

アルバムを高音質でじっくり聴きたい人や、空間オーディオを試してみたい人の有力な候補です。

Spotify:新しいバンドと出会いたい人に

Spotifyの大きな魅力は、再生履歴をもとにしたおすすめ機能や、豊富なプレイリストです。

好きなバンドを聴いていると、雰囲気の近い曲や関連するアーティストが自然に出てくるため、新しい音楽を探す楽しさがあります。

無料プランがあるので、登録前にアプリの使い心地を確認しやすいのも特徴です。現在はPremiumで最大24bit/44.1kHzのロスレスにも対応しており、音質を重視する人にとっても選びやすくなっています。

邦ロックを中心に、まだ知らないバンドを見つけたい人に合うサービスだと思います。

Amazon Music Unlimited:Amazonをよく使う人に

Amazon Music Unlimitedは、CD音質のHDと最大24bit/192kHzのUltra HDに対応しています。ドルビーアトモスや360 Reality Audioなどの空間オーディオも用意されています。

Amazonプライム会員は個人プランを割引価格で利用でき、Alexa搭載スピーカーとの連携も便利です。

Amazonで買い物をすることが多い人や、Echoシリーズを使っている人、高音質で音楽を楽しみたい人なら候補に入れやすいでしょう。

YouTube Music:MVやライブ映像も楽しみたい人に

YouTube Musicでは、公式の楽曲だけでなく、ミュージックビデオやライブ映像など、YouTubeにある幅広い音楽コンテンツを探せます。

音声だけで聴いたり、途中から動画に切り替えたりできるため、曲を聴くだけでなく映像も楽しみたい人には便利です。

ロスレスやハイレゾには対応していませんが、ライブ映像や過去の動画をよく見る人には、音質の数値だけでは測れない魅力があります。

通常のYouTubeも広告なしで見たい場合は、YouTube Music Premiumが含まれるYouTube Premiumも比較してみるとよいでしょう。

LINE MUSIC:カラオケやLINEとの連携を楽しみたい人に

LINE MUSICは、LINEのプロフィールBGMや着信音との連携、カラオケ・採点機能などが特徴です。

音楽を聴くだけでなく、歌ったり、好きな曲を友だちに共有したりしたい人に合っています。対象のLINEスタンプを利用できる特典もあります。

ロスレスには対応していないため、音質を最優先する人よりも、LINEとの連携や音楽を使ったコミュニケーションを楽しみたい人向けです。

AWA:プレイリストや音楽コミュニティを楽しみたい人に

AWAは、最大320kbpsの音質と、豊富なプレイリストが特徴のサービスです。

「LOUNGE」では、ほかのユーザーと同じ音楽を聴きながら、曲をリクエストしたりチャットしたりできます。

音楽を一人で聴くだけでなく、ほかのファンと一緒に楽しみたい人や、プレイリストから新しい曲を探したい人に向いています。

無料プランもありますが、フル再生やオフライン再生などに制限があります。

Rakuten Music:楽天のサービスを利用している人に

Rakuten Musicは、通常の個人プランに加えて、楽天カードや楽天モバイルの対象会員向けプランが用意されています。

楽曲の再生などで楽天ポイントを獲得できる仕組みもあるため、普段から楽天のサービスを利用している人にはメリットがあります。

最高音質は320kbpsで、ロスレスには対応していません。音質を最優先するというより、料金やポイントを含めた使いやすさを重視する人に合うサービスです。

Qobuz:音質とアルバムの深掘りを重視する人に

Qobuzは、CD音質のロスレスと最大24bit/192kHzのハイレゾに対応した、高音質志向のサービスです。

音質だけでなく、専門家が書いたアーティストのインタビューやアルバムの解説、レビューなども楽しめます。

ほかのサービスより月額料金はやや高めですが、音楽を流して聴くだけではなく、一つの作品について深く知りたい人には魅力的です。

年額プランなら月額換算1,280円になります。

目的別に選ぶなら

ここまでの内容を、目的別に簡単にまとめます。

音質を重視したい

Apple Music、Amazon Music Unlimited、Qobuzが候補です。

どれも最大24bit/192kHzに対応しています。ただし、すべての楽曲が最高音質で配信されているわけではなく、再生機器によっても実際の音質は変わります。

おすすめ機能も含めて選びたい場合は、ロスレスに対応したSpotifyも候補に入ります。

新しいバンドと出会いたい

SpotifyやAWAが選びやすいでしょう。

Spotifyは再生履歴からのおすすめ、AWAはプレイリストやLOUNGEを通した音楽との出会いが特徴です。

ただし、おすすめ機能との相性には個人差があるため、実際に何日か使って判断するのがおすすめです。

MVやライブ映像も見たい

YouTube Musicが有力です。

通常の音源からMVやライブ映像へ移りやすく、YouTubeにある幅広い音楽コンテンツを楽しめます。

普段利用しているサービスとまとめたい

  • Apple製品をよく使うならApple Music
  • AmazonプライムやAlexaを使うならAmazon Music Unlimited
  • 楽天モバイルや楽天カードを使うならRakuten Music
  • LINEの機能を活用したいならLINE MUSIC

という選び方が分かりやすいです。

邦ロックをたくさん聴きたい

邦ロックに関しては、「このサービスならすべてそろっている」とは言い切れません。

主要な作品は多くのサービスで共通して配信されていますが、インディーズ時代の作品やライブ音源、カップリング曲などには違いがあります。

そのため、

  1. 好きなバンドを5組ほど検索する
  2. 初期のアルバムや聴きたい作品があるか確認する
  3. 関連アーティストから新しいバンドを探しやすいか試す

という順番で選ぶのがおすすめです。

迷ったら無料体験で比べてみよう

比較表を見ても決めきれない場合は、気になるサービスを2〜3個に絞り、無料版や無料体験で試してみましょう。

比べるときは、同じ曲を同じイヤホンで聴くのがおすすめです。できれば音質設定も確認し、それぞれ利用できる最高音質にそろえます。

音質だけでなく、

  • 検索しやすいか
  • 歌詞を見やすいか
  • プレイリストを作りやすいか
  • おすすめされる曲が好みに合うか
  • よく使う機器で再生しやすいか

も確認してみてください。

数日使うと、スペック表だけでは分からなかった違いが見えてきます。

無料体験には支払い方法の登録が必要な場合が多く、期間終了後は自動で有料プランへ移行します。継続しないサービスは、更新日を忘れないようにしておきましょう。

CDとサブスクは使い分けてもいい

音楽サブスクを使い始めたからといって、CDを買わなくなる必要はありません。

私は、普段の音楽探しや移動中の再生にはサブスクを使い、本当に気に入ったアルバムはCDでも聴く、という使い分けがよいと思っています。

サブスクには、たくさんの音楽と出会えて、いつでも手軽に聴ける魅力があります。一方、CDにはジャケットや歌詞カードを手元に残し、アルバムを一つの作品として楽しめる魅力があります。

どちらか一方に決めるのではなく、それぞれのよさを生かして使うのも音楽の楽しみ方の一つです。

まとめ

音楽サブスクを選ぶときは、料金や楽曲数だけでなく、次のポイントを確認してみましょう。

  • 好きなアーティストや作品が配信されているか
  • 音質をどこまで重視するか
  • アプリやおすすめ機能が使いやすいか
  • 普段使っているサービスや機器と相性がよいか
  • 独自機能に魅力を感じるか

スペック上の一番を選ぶより、自分が毎日自然に使えるサービスを選ぶことの方が大切です。

迷った場合は、まず気になるサービスを2〜3個に絞り、無料版や無料体験で同じ曲を聴き比べてみてください。

実際に使ってみて、「このアプリならもっと音楽を聴きたくなる」と感じたサービスが、自分に合った音楽サブスクだと思います。

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